最近、書店に「漫画でよくわかるシリーズ」等の書籍が並んでいます。キャラクターがナビゲーターとなり図や絵を多く取り入れることで理解を促進しようというものです。しかし、私たちが取り組むコミック教材は、そういった補助教材以外にも、漫画そのものが持っている表現力・構成力に着目しています。例えば、言葉や感性が磨かれる幼少期から段階的に、簡単なコミックを読むだけでなく自ら作ってみることで、知らず知らずのうちに物語が作れる豊かな感性を身につけることができるよう、新たな教材の開発にも取り組んでいます。
私たちの教育専門企画スタッフは、教育現場経験者です。学習塾をはじめ、中にはKIDS専門のアートクラスで自らを研鑽し、子どもたちの溢れる才能を引き出す講師として在籍していた者もいます。保育分野では小学校の学童保育の現場を経験している者もいます。どうすれば、子どもたちは自分の殻を破り、新しい自分を獲得することができるのか。どうすれば学習習慣を身につけることができるのか。そのようなことを肌で感じ実践して来た経験を活かし、教育関係の方々と共に新しい教材づくりに取り組んでいます。
近年、ぬり絵が脳の活性化に非常に有効であることが、医学的に明らかになってきています。「日本ブレインヘルス協会」の古賀良彦理事長のお話によると、脳の老化を防ぐにはまず食事が重要、そして、ぬり絵・アロマセラピーが効果的であると。特にぬり絵は、1日20分程度で毎日続けるのが理想的だと述べられています。さらに脳の活性化という視点からは、ぬり絵が子供の脳に与える発育効果についても研究が始まっています。たかがぬり絵と思われるかもしれませんが、色は人に大きな力を与えてくれるのです。
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絵のタッチは重要ではありません。子どもは創造力が豊かです。ストーリーを考えるのは一見難しいことのように思われますが、ほとんどそのような心配は要らないようです。例えば、文章を組み立てる上で重要な起承転結に基づいた構成は、四コマ漫画を描くことで自然と理解することができます。また、どんどん描いていくことで、自分が想像していること、表現したいことが次々と出てきます。与えられた問題を解くという教育も重要ですが、子どもたちが将来大人になった時、自ら考え、解決策を見つけ、自分を表現する力は大変重要です。それはその他の学習にも好影響をもららすことでしょう。
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